クルマの販売をしておりますと、免許取りたての方や、ペーパードライバーの方に簡単な運転の講習のような物を依頼される事があります。
その中で、一番多いの『車庫入れ』です。
これが苦手だと、どうしても出掛けるのが億劫になったり、広い車庫を求めて永遠と彷徨うなど、何かと不安が付きまといます。
今回はそんな方の為に『誰でも出来る車庫入れのコツ』についてお話したいと思います。
車庫入れが苦手な方の特徴として、車庫入れの際の開始位置が悪い為に上手くいかないという事が多いです。
- 『車庫入れ』に入る際の自車の角度が重要です。苦手な方はこの時に180度の状態で停止して、直角に下がる方が多いです。車庫入れの際は出来るだけ車列に寄せて進入し、停めたい場所付近で大きく右にハンドルを切り、クルマが45度以上になるように意識して下さい。
- その位置からミラーを見て下がるのですが、自分が停めたい車庫スペースの左隣に駐車するクルマの位置をまず確認します。具体的には、そのクルマの右角をサイド・ミラーで捉え、〇の位置に見えるようにハンドル操作をして下さい。
- 右隣のクルマの右角★の位置に自車の左後輪を合わせます。自車の左後輪が★の位置を過ぎると、左側のクルマと接触する事はもうありません。コンパスを連想して頂ければ分かりますが、★の位置を起点に円を描きますので、★には当たりません。ここからは右のミラーに集中して下さい。右側のクルマに当たらないように下がれば駐車完了です。
車庫入れの基本的なコツは以上です。
大事なのは、クルマが車庫入れに入る際の自車の『角度』です。
これを直角に操作しようとすると、なかなか感覚的に上手くいきません。
(例外として、『ハイエース』など内輪差が大きいクルマに関しては180度の停車位置から直角に進入した方が良い場合もあります。)
基本的には、まず左側のクルマを基準にしてアプローチを行い、安全な位置まで下がれば右側のクルマに集中するという流れです。
あと、少しでも不安を感じたらクルマを降りて目視で確認するという事も重要です。最近はバックカメラを装備するクルマも大くなりましたが、カメラで映し出せる範囲は意外と小さなものです。あまり過信せず正確な操作を意識して下さい。
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