ハイエースの発売50周年記念を期にモデリスタから特別仕様車『リラクベース』が発売となりました。
リラクベースのコンセプトは『NEO(ネオ)、RETORO(レトロ)、FUN(ファン)、BOX(ボックス)』。プライベートユーザー向けにカーライフに『彩リ』と『楽しさ』を与える内外装や幅広いレジャーに対応出来るユーティリティ機能を持たせました。
現行ハイエースは広大な荷台を利用してキャンピングカーのベース車として用いられる事が多いですが、今回はそれらを純正部品として提供する試みです。
私自身、クルマをアウトドアユースに使用する事が多い為、車中泊でのベッドなどがあると非常に助かります。この手の商品は買うとなると結構な値段がするんです。
車体のカラーリング等遊び心があって良いですね。
ただ、装備に関しては若干物足りなさを感じます。ここまでするんだったらもう少し拘って欲しかったですね。
個人的に不満なところはシートアレンジが出来ない点と外部電源が無い点です。
やはりレジャーに重点を置くならばシートアレンジは非常に重要です。本来商用車であるハイエースは『おまけ』程度のシートしか付いていません。その為、キャンピングカーに特装する時はシートアレンジの方法が1つもキモとなります。
また、キャンプユースで使うなら外部電源であるサブバッテリーの存在はマストです。
エンジンは2Lガソリンと2.8Lディーゼルの2種の設定ですが、ガソリン車では明らかに力不足でディーゼルがメインとなると思います。
ディーゼルの場合エンジン音がウルサイのですが、商用車ベースであるハイエースは遮音装備が弱い為エンジンを掛けてままで寝たりというのは避けたいところです。その為には、エンジンを止めたままで使用できる外部電源が無いと使い難いと言えます。
小さなバッテリーとインバーターさえあれば良いのですが、これも外注すると結構高かったりしますので、出来れば純正品で揃えて欲しかったですね。
まぁ、色々わがままを言ってきましたが、基本的にはメーカーがこう言った商品を出してくることは好ましい事です。
近い将来、国内での発売車種を現行の半分にすると宣言したトヨタにとって、『モデリスタ社』の役割は益々重要になってきます。少ない車種で裾野を広げる為には『カスタム』という概念が非常に重要になってくるからです。今、大きな変化を迎えようとしているトヨタですが、この先もトップの位置を占める事ができるか?まさに今が岐路だと言えます。
コメントをお書きください
あ (木曜日, 04 10月 2018 11:19)
Typeiiに外部電源ありますよ