数々の失態を繰り返し破綻、ルノー・日産連合傘下により再出発を図る三菱自動車に久々の明るい話題です。何と4年ぶりの新車との事だそうですが、今年3月に新型車の発売を行います。
その名も『エクリプス クロス』です。
エクリプスと聞くと70年代生まれのオジサマには懐かしさを感じる方も多いと思います。かつては2ドアクーペのスポーツカーでしたが、今回はコンパクトSUVとして生まれ変わりました。
ある意味激戦区とも言えるセグメントですが、三菱自動車の長期に渡る情報発信が身を結んだのか既に当該サイトには100万を超えるアクセスが殺到しており、関係者は非常に期待に胸を膨らませているとか、いないとか。
では実際に現車を見て行きたいと思います。
赤色が映えますね。
グリルも何かメッキを多用した感じでレクサスのスピンドル・グリルみたいでかっこいいですし、リヤのデザインもエッジが聞いててトヨタの『CH-R』みたいで良いですね。
何か限界まで寄せてきた感はありますが、パジェロで鍛えたAWD技術を持つ三菱が作っただけあり、シティユースだけでなく、本格的悪路走行も出来る優れもの。
エンジンは1.5Lターボ搭載と維持費の安さはアドバンテージとなるが、ハイブリッド、EVの設定が無い事がどう響くか?という感じでしょうか。
価格面では260万~とお手頃ではありますが、同価格帯として『CH-R』の1.8Lハイブリッドモデルと被ってきますので、こことの差別化をどう打ち出せるかに掛かってくると思います。
まだ実際乗っていないので判断は避けたいと思いますが、気になるのは居住性と燃費です。
特に後席の居住性は気になります。クーペモデルという事でデザイン上後席の頭上空間が狭くなっています。乗っていて閉塞感・窮屈間が無いか?等現車を確かめる必要があります。
後は燃費ですね。現在は歴史的に見てガソリンが高値圏にありますので、ここに関する消費者の関心は非常に高いと言えます。
エクリプスの場合、ガソリンエンジン・4WDという事で、どうしても燃費的には不利な条件となります。『CH-R』がカタログ数値で30㎞/Lですので、ここからあまりかけ離れるとセールスには大きな影響を与えます。
三菱の場合アウトランダーでPHEV(プラグ イン ハイブリッド)の成功体験がありますので、同車においてもPHEVグレードの設定は必須と言えます。
さて、4年ぶりとなる三菱の新型車の注目は自ずと高いですが、どういう結果になるか?
見守っていきたいと思います。
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