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今年のトレンドも引き続きSUV(プジョー5008)

 

今、まさに世界的SUVブームと言えます。世界中のメーカーが挙ってこの分野に参入し、今まで正直あまり積極的でなかったプレミアムメーカーまでもが無視できない状況にあると言えます。

 

実際問題、ポルシェなどは販売台数に占めるSUVのシェアはもはやトップに踊りでており、メーカー自身のアイデンティティーをも変える勢いとなっているのです。

 

 

今回はそういった流れの中で少しニッチなSUVをご紹介していきたいのですが、その一弾として選んだのはフランスのプジョー5008。

ポイントは3列シートの存在です。

 

 

今までSUVの3列シートというのは云わば "タブー" でした。確かにランクルやエクストレイルと言った3列シートの設定を設けた車種は今までも存在しました。

しかし、これらのクルマは2列シートの車体に云わば無理やり補助的なシートを付けた備え付けたものだったのです。

 

 

ただ、年末に発表されたマツダ『CX-8』は違いました。北米モデルである『CX-9』の車体を流用してきちんと3列座れるSUVを提案したのです。

結果は大ヒットと言っても過言ではないと思います。その後レクサスがRXの車体を延長し、同じようなコンセプトのモデル『RX-450hL』を発表するに至りました。

 

 

今回プジョーから発表された『新型プジョー5008』は同じエッセンスを含んだSUVだと言えます。

 

 

先代から大きな変化を得たデザインはフロントマスクに最新のプジョーの顔をあしらい、全体的に力強く、スポーティーな印象へと生まれ変わりました。

7人乗りを採用する為全長は110㎜延長され、4640㎜となったボディはプジョーの新世代プラットフォーム『EMP2』が採用され、高いボディ剛性を確保しながら95㎏の軽量化に成功しました。

 



 

パワートレインは2種類。1.6L直4ターボと2.0Lディーゼルターボ(日本未導入)となってます。

乗り味はヨーロッパ車らしいトルクフルなエンジンでストレス無く回るエンジンにプジョー特有の『猫足』と呼ばれる機敏な操舵性を持ち合わせており、安心あるドライブを実現しています。

 

 

ただ残念なのが先代と比べ70万近い価格アップとなり、値段は404万円からとなっています。プジョーの場合、正直それ程リセールバリューは高くありませんので、中古が出るまで待って捕まえるというのもありではないでしょうか。