今回の東京モーターショウで実はトヨタが1台のバスを出品していました。その名も『SORA』という燃料電池で走るFCVになります。
既に2018年の発売が決まっており、東京都を中心に100台の導入が決定しています。
これは、『MIRAI』で開発した「トヨタフュエルセルシステム」を2基搭載。水素燃料で走行し、排出するのは水のみとなっています。
一回の水素充填で200キロの走行が可能であり、やや風向きが悪くなってきたFCVを東京オリンピックを機会にアピールする狙いがあります。
このクルマの最大のセールスポイントは『自動正着制御』です。
これはバス停到着の際、自動操舵と自動減速により、バス停と乗降ステップとの隙間を3~6㎝に幅寄せ出来ると共に、バス停前後10㎝の精度で停車出来る機能を指します。
これにより、ベビーカーや車いすなどの乗降性を格段に向上させる事に成功しました。
世界中から注目されるオリンピックはトヨタにとって最高の宣伝の場と言えます。
現在FCVは少し出遅れた感はありますが、燃料の取扱いの安全が担保されれば、まだまだ勝負出来ると思います。この分野ではトヨタに優位性がありますので、ぜひスタンダードになれるよう期待したいと思います。
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