運転が苦手の方に聞くと、必ず出てくるのが『車庫入れ』。
コツさえ掴めれば簡単なんですけど、クルマを運転する中で難易度は高い方だと思います。
最近は、そんな方のための便利機能、『自動駐車支援機能』を備えた車種も続々と登場しつつあります。
『パーキング・アシスト』は現在各メーカーがそれぞれ独自に開発しており、メーカーによってその呼び名は違います。
ざっと挙げてみると、
◆ ホンダ 『スマート・パーキング・アシスト』
搭載車種:オデッセイ / ステップワゴン / フィット
◆ トヨタ:インテリジェント・パーキング・アシスト2
搭載車種:アルファード / ヴェルファイア
◆ 日産:『インテリジェント・パーキング・アシスト』
搭載車種:エクストレイル / セレナ
◆ 日産:『プロパイロット・パーキング』
搭載車種:リーフ
輸入車メーカーでも、メルセデスベンツ・フォルクスワーゲン・BMW などが似たようなアシスト・システムを採用しています。
現在、これらの装備で最も最先端を走るのが、先で述べた『日産・プロパイロット・パーキング』だと言えます。
では、他社との違いは何か?
それは、
駐車場の枠内に全自動で駐車が出来る。
という点です。
この『プロパイロット・アシスト』は、ボタン1つでステアリング制御だけでなく、アクセルとブレーキにシフトチェンジ、そして、パーキング・ブレーキという一連の動作を全自動で行ってくれるばかりか、縦列駐車・後ろ向き駐車・前進駐車という3つのモードを自由に選択が可能になっているのです。
尚、動作中ドライバーは専用ボタンを押し続ける事が必要で、離すか、ブレーキを踏む事で動作を停止する事が出来る安全装備が付いています。
ただ、この機能、路面に段差がある場合はこの機能は使えません。
これは、バック時はクリープ現象を利用する為、段差を乗り越える力が無いのです。本来は縁石などの障害物を考慮して設定された機能ですが、フラップ式のコインパーキングや、マンションの立体駐車場などで使われる、パレット式の駐車スペースには利用出来ない点は要改善と言ったとこでしょうか。
益々、便利になっていくアシスト機能ですが、これにより日常の煩わしさがかなり軽減出来ると思います。
ただ、最近の自動運転車の事故のように過信し過ぎるのも問題です。あくまで『アシスト』する機能ですので、運転者自らの目視など、頼り過ぎない事も重要だと言えます。
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