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ワールド カー オブ ザ イヤーのノミネート車種が発表!! 果たして日本車は?

 

今年の日本カーオブ ザ イヤーはXC40が受賞しましたが、今回、ワールド カー オブ ザ イヤー(WCOPY)のノミネート車種5台が発表になりました。

 

この賞は世界25か国、66人のジャーナリストによって選ばれる、文字通り当年の世界一を決める賞で2004年に創設されました。過去日本車ではレクサス・LS、日産リーフ、マツダ・ロードスターなどが大賞を受賞しています。

 

 

さて、今年は日本車はノミーネートされたのでしょうか?

 

シトロエン C3 エアクロス

 

まずは、WCOPYの常連であるシトロエンからの1台になります。

実質的にはC3ピカソの後継車種となるエアクロスですがMPVであったピカソを、SUVへと変更し出来上がったのがエアクロスです。

 

1.3Lのエンジンは130馬力を発生する。

画像の通りポップな内外装を有する小型SUVですが、乗り味等はネット上を見る限り不評。また乗る機会があれば別途レポートしたいと思います。

 

レクサス LC500

 

日本車から唯一のノミネートはレクサス・LC500です。

 

デザインはかなり攻めた印象。エッジの効いたラインに大型スピンドルグリルを配置。メッキ素材を使いつつも上手く”ケバさ”を抑えている感じ。これ以上メッキを多用するとアルファードのような過剰感がでるが、ギリギリを突いたようなデザインは美しく好感が持てます。

 

パワートレインはV8の5L・NAガソリン車とV6 3.5Lのハイブリッド車の2種類を採用。

それらに10速のトランスミッションを組み合わせる。

 

走りはかなり好印象。このサイズのクルマの中では個人的には一番かも・・・。コーナーでのロールは少ないし、直線では超が付く程滑らか、日本車もここまで来たか、と驚かされる。

 

でも、何より最高なのはその”音”

 

アクセルを踏み込んだ時のサウンドはまさに秀逸。この時代に敢えてV8エンジンを採用した開発陣に賞賛を贈りたい。

 

レンジローバー ヴェラール

 

レンジローバーブランドでは『イヴォーグ』と『スポーツ』の中間に位置するグレード。

 

デザインはシンプルに美しい。何か無駄を極限まで削ぎ落した印象で、派手さはないが見ていて飽きないスタイリングと言えます。個人的にはインテリアのシンプルさが好印象。

 

走りに関しては、こちらも未だ乗った事が無いので何とも言えないが、調べる限りSUVと言うよりかはGTカーという印象が強い様子。22インチのアルミの性もあるが、足回りはかなり固め。ハンドリングを含め、かなりスポーティーな味付けがされているようです。

 

ルノー・アルピーヌA110

 

ルノーファンの私としては今、最も注目の1台と言えます。

 

欧州では昨年末から発売が開始されていますが、創立年を記念して1955台製作された記念車『A110 プレミアエディション』は僅か5日間で完売するなど注目度は高い。

 

車重1080㎏。サイズで言うと『トヨタ86』位のサイズ感となる同車は、252馬力を発生する1.8Lのターボエンジンをミッドシップに配する。

このように書くとアルファ4Cのようなスパルタンなクルマを連想するが、実際はかなり滑らかで扱いやすいクルマに仕上がっている模様。

 

そして、なにより素晴らしいのがそのコーナーリング性能、らしい・・・。

とにかく乗りたい、そして買いたい!!

価格は700万円程。新車じゃ手が届かないが中古として落ちてきたところを何としても捕まえたい、そんなクルマです。

 

ボルボ XC60

 

言わずと知れた今年の日本かオブザイヤー受賞車です。

 

北欧デザインを取り入れた落ち着いた外観にクオリティーの高い内装。個人的にはレザーシートの質感はかなり高く好感が持てる。

室内は最近流行りの大型タッチパネルを配したもので、ボタンなどが極端に少なく操作性はイマイチと思いきや、どうやら音声での操作をメインに考えられている模様。確かにそれなら視線の移動が必要無く安全性は高い。

 

パワートレインは2Lのガソリンとプラグイン・ハイブリッド、そしてディーゼルと言った布陣。個人的にはガソリンモデルしか乗った事が無い為、それのみの感想となるが、乗り味は非常にマイルドで静寂性は高い。しかし、路面の悪いところでは若干突き上げが気になるところもあるかな?と言った印象。

 

ボルボと言えば安全性能であるが、他メーカーと比べると若干介入が早い印象を受けますが、安心感は高く疲れ難い。

 

 

以上、5車種がノミネート。

大賞の発表は3月のニューヨーク・モーターショーで行われる予定となっています。