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スマホの『ながら運転』厳罰化に向け法改正か?

 

現在、社会的問題となりつつあるスマホの『ながら運転』。

 

実際にしたことがある人も多いと思います。近年、スマホに関連した交通事故の多発により法改正の動きが強まっています。

 

現在、罰則を強化する方向で進行しており、早ければ今月22日の通常国会に改正法案が提出される模様です。

 

 

それでは、どのような形で罰則が強化されるか具体的に見て行きたいと思います。

 

 

携帯電話を操作して交通の危険を生じさせた場合。

<現状>

1ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金

 

<改正後>

1年以下の懲役又は30万円以下の罰金

 

携帯電話を操作して軽微な交通違反を犯した場合

<現状>

反則金を納付すれば追訴されない。

 

<改定後>

刑事追訴対象化

 

 

一番の変更点は今まで運転中のスマホ操作で捕まったとしても反則金のみでしたが、今後は起訴される可能性が出てくる事です。すなわち『前科』がついてしまうのです。

 

 

2016年の交通取り締まりの中で運転中の携帯電話使用の割合は全体の14%らしいです。一方、スマホのながら運転をした事のある人の割合は13%。恐らく実態はもっと多いと思われますが、今後は厳罰が科せられる可能性が高いと言えます。

 

ただ、個人的に気になるのが、最近のクルマのタッチパネルの多用化です。

現在、輸入車の高級車を中心にボタンやダイヤル操作を廃してタッチパネルに置き換える動きが頻発しています。

確かにタッチパネルを用いるとデザイン的に先進性が増すかもしれません。しかし、今までは触感などによって操作できていた物が、視線の移動を余儀なくされるのです。

 

安全の観点からみれば、そのような装備は事故を誘発するものだと考えます。メーカーにはデザインより実用性を重視したクルマ作りをお願いしたいと思います。