テスラ社が先日発表したEVトラック『テスラ セミ』の販売価格が発表されました。
その値段何と15万ドル、日本円にして1670万円からとの事。多くの予想より遥かに安く設定された価格に関し、世界中で驚きの声が上がっています。
テスラが発表したEVトレーラー『セミ』は運転席を中央に配し、エアロダイナミクスを意識した流線形のデザインが特徴です。
グレードにより違いますが1回の充電での走行距離は480~800㎞を記録します。また、トレーラーとは思えない加速力を持ち、燃費面ではディーゼルより20%の経済性を確保しており、性能面に於いても十分にインパクトのある物と言えます。
また、安全面においても自動ブレーキ機能・車線維持、車線逸脱警告機能が搭載される他、死角を無くすカメラ・センサーなどまで装備されているとの事。
実際問題、現在のバッテリー価格で換算すると、この機能を達成する為には40万ドル相当のバッテリーを搭載する必要があり、15万ドルという価格設定に対し疑問を投げ掛ける声も少なくありません。
ただ、テスラ社は日本のパナソニック社と共同でネバダ州に『ギガ・ファクトリー』という世界最大のバッテリー工場を建設、既に稼働が始まっていると言われており、生産に関して何らかのイノベーションを達成するのではないかという期待も高まっています。
テスラ社はすでにウォルマートなどを含め40台の受注を得ている模様でこれが実現すればかなり急激なバッテリー相場の下落が起こる事になります。
現在、世界的に多くの企業がバッテリーへの投資を行っていますが、この価格帯で採算が取れる企業は皆無だと言えます。
ギャンブル的な要素はありますが、もしそれだけの生産費を圧縮出来るのであればそれは凄い事です。おそらく一瞬にして競争相手を駆逐出来るでしょう。
何か夢のような話のようですが、遠い未来の事を言ってるのではありません。生産は2019年から開始されるのです。
規格外の経営者イーロン・マスク氏が果たしてどこまで出来るか?非常に楽しみでなりません。彼は世界を変える傍らで宇宙にロケットを飛ばそうとしているのですから。。。
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