Eクラスクーペ試乗記




   Eクラスクーペ試乗動画

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メルセデス・ベンツEクラスの新モデルである、Eクラス・クーペにスペインのバルセロナで試乗した。 今回試乗したのはE300とE400 4MATICの2種類。E300は2.0Lのガソリン直噴ターボの高出力版を搭載し、E400 4MATICは3.0LのV6ターボを搭載して4輪駆動となる1台だ。デザイン的にも新たな手法が用いられた他、インテリアでも新展開が。日本上陸は間もなくと言われている1台。果たしてその乗り味走り味はいかに? 自動車ジャーナリスト・河口まなぶがレポートする。

 

 

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試乗:メルセデス ベンツ Eクラス クーペ

 

 

 時事通信社

 

 

イタリアで開催されたメルセデス・ベンツの国際試乗会に参加した。今回乗ったのは「Sクラスクーペ」で、同社のフラッグシップクーペである「CLクラス」の後継モデル。ベースとなるのは2013年にフルモデルチェンジした「Sクラス」で、14年3月のジュネーブショーでワールドプレミアされた際に「Sクラスクーペ」と名が改められた。  イタリア、トスカーナのワインディングを中心に試乗したのは、最高出力335kW〔455ps〕/5250~5500rpm、最大トルク700Nm/1800~3500rpmを発揮する4.7L V8直噴ツインターボを搭載した「S500クーペ」と、最高出力430kW(585ps)/5500rpm、最大トルク900Nm/2250~3750rpmを発揮する5.5L V8直噴ツインターボを搭載した高性能の「S63AMGクーペ」だ。それぞれにFRの二駆モデルと、四駆の4MATICが用意されている。  最大の特徴は、二駆モデルに搭載される「カーブチルティング」機能だ。ステレオマルチパーパスカメラが路面をスキャンしてサスペンションを調節する「マジックボディーコントロール」を進化させ、コーナーに合わせてボディーを内側に傾け、乗員に働く横Gを軽減して、より安定して座れるようにしたものだ。メルセデスでは、「郊外の道路で、カーブでのハンドリングと乗り心地を改善するもの」と説明していて、オートバイやスキーのコーナリングを思い浮かべていただければ分かりやすい。試乗中、「おーっ、効いてる!!」「すごいねーっ!」「おぉぉぉーっ!」連続するコーナーを抜けるたびに車内は騒然となった。