大きなミニであるミニ・クロスオーバーをベースに、3ドアハッチのクーペボディを搭載したのがペースマン。もともとのミニをクロスオーバーで大きくしたのに、このペースマンではドアを減らしてクーペにして...最近のミニの派生戦略は多岐にわたる。
MINIペースマンは、プレミアムコンパクト・セグメント初のスポーツ・アクティビティ・クーペ。ハッチバック、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバー、クーペ、ロードスターに続く、MINIラインアップ7番目のモデルとして誕生した。ベースモデルの心臓部は1.6L直4、Cooper S系はこれにツインスクロールターボをコンビする。
二種類のクリーンディーゼルをクロスオーバーとペースマンで試乗してきました。どちらのエンジンもパワフルでした。ディーゼルらしい走りをお楽しみください!
日本人の心に住み着いているディーゼルエンジンへの負のイメージは、コモンレールを使ったクリーンディーゼルエンジンの普及で一掃されつつあるようだ。 今秋登場したMINIクロスオーバーとMINIペースマンの2015年モデルにも、クリーンディーゼル搭載車がラインアップ。MINIのディーゼル仕様投入は日本初、今後さらに投入車種を拡大していくという。 今回試乗したMINIクロスオーバーは、何といっても低回転域からの力強いトルクが印象的だ。箱根の急な山道をストレスなくグイグイ登っていく様は、ある種感動的でもあり、頼もしい。ガソリンエンジンでは太刀打ちできないポイントだ。 MINIクロスオーバーに搭載されるクリーンディーゼルエンジンは、パワーとトルクの違いで2タイプある。1つは「MINIクーパーDクロスオーバー」と「MINIクーパーDクロスオーバーALL4」に搭載される112ps/270Nmバージョン。 もう1つは、「MINIクーパーSDクロスオーバー」搭載の143ps/305Nmバージョンだ。 どちらもパワフルさと低燃費を両立する 2.0リッタークリーンディーゼルエンジンで、コモンレールダイレクトインジェクションシステム、可変ジオメトリーターボチャージャーなどの革新技術が採用されている。 当然といえば当然だが、ポスト新長期規制 をクリアしているとともに、、エコカー減税対象モデルでもある。 ※MINIペースマンのディーゼルエンジンは、112ps/270Nmバージョンのみとなる