マクラーレン650 試乗記




 マクラーレン650S 試乗動画

 LOPERAIO Channel

 

輸入中古車販売専門店ロペライオの試乗インプレッション、第119回はマクラーレンMP4-12Cの進化版となる650Sのスパイダーです!生憎の雨の中での試乗ですが、フェラーリ・ランボとは異なる英国産スーパースポーツの魅力に迫ります!

 

 

 

 時事通信社

 

 

F1名門チーム「マクラーレン」のグループ企業、英マクラーレン・オートモーティブの新型車「650Sスパイダー」を3日、神奈川県箱根町などで試乗した。  同社「MP4-12C」の上位モデルとして、今年3月のジュネーブモーターショーでデビューした650S。50年にわたりモータースポーツで培ってきたマクラーレンの経験と技術が余すところなく注ぎ込まれている。美しいフォルムに上質なインテリア、他のスポーツカーと一線を画す快適な乗り心地、そしてあふれるパワー。街乗りからサーキットまで、ドライバーに最高の満足を提供する仕上がりとなっている。  フロントマスクは、昨年375台を限定発売し、既に完売して予約待ちの状態となっている車両価格約1億円の「P1」を彷彿(ほうふつ)させるデザイン。空力抵抗もP1の開発で蓄積された技術が生かされている。  650Sスパイダーのエンジンは、3.8リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最大出力650馬力、最大トルク678Nmを発揮する。カーボンファイバー製のボディー構造により、車体重量は1370キロに抑えられ、パワーウエイトレシオは485PS/トンを実現。0-100キロ加速は3.0秒、最高時速は329キロに達する。  ドライブシーンや走行環境に応じて走りを最適化する機能を搭載。パワートレーンとサスペンションで「ノーマル」「スポーツ」「トラック」とそれぞれ3種類の設定が用意され、街乗りからサーキット走行まで、幅広くドライブを楽しむことができる。  跳ね上げ式のドアを開け、車内に入ると高級感あふれるインテリアに目を奪われる。メーター、スイッチ類はシンプルで機能的。洗練された室内空間が広がる。ルーフの開閉に要する時間は17秒以下と広報されているが、実際は作動させるともっと短時間に感じる。今回は停止した状態で開けたが、走行中でも時速30キロまで作動させることができるという。  エンジンのスタートボタンを押すと、V8ツインターボが迫力のうなりを上げる。ドライブモードに入れ、アクセルを踏み込むとしなやかに動きだしていく。始め2種類の走行モードはノーマルでドライブしたが、スポーツカーとは思えない快適な乗り心地。トラックモードに変更しワインディングロードを走ると、路面に吸い付くようなドライビングを体験できた。  価格は650Sスパイダーが3400万円から、650Sクーペは3160万円から。