世界中で優れた評価をされている、フォルクスワーゲンの七代目ゴルフ。 辛口で有名な国沢氏はどのように感じたのか!? 細かいところまで、要チェックだ!!
実際に「フォルクスワーゲン ゴルフ」に乗り、メーカー自身が「史上最高のゴルフ」と謳った"6代目"の走行性をテストドライブ。先代から支持されるダイナミックな走りはそのままに、快適性や安全性といった、クルマの基本性能を目覚ましく向上させた"ゴルフらしい"進化を実現。時代の潮流を色濃く反映させた1台を、試乗インプレッション! (解説:モータージャーナリスト・島下泰久)
ついに登場した新型VWゴルフ。7代目となる今回のゴルフは果たして...?
車種 VW ゴルフ TSI Highline(7DCT) 試乗車主要諸元 全長 4265㎜ 全幅 1800㎜ 全高 1480㎜ 車両重量 1320㎏ エンジン L4・DOHC・ターボ 総排気量 1394cc 最高出力 103kW(140PS)/4500-6000rpm 最大トルク 250Nm(25.5㎏m)/1500-3500rpm 最小回転半径 5.2m 燃料消費率 18.1㎞/L(JC08) 車両本体価格 325.9万円(消費税込み価格) 出演者 フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社 マーケティング本部 商品企画課 山谷浩之さん ☆岡崎五朗の評価 ◯…フォルクス(国民)ワーゲン(車)の思想をもっとも色濃く反映したモデル VWは単に安い大衆車を造るメーカーと思われがちだが、そうではないというのが僕の考え。ユーザーに対してより良い生活、よりよいクルマを与えることを一貫して行ってきたのがVWというメーカーだ。それゆえ、1974年の初代ゴルフから40年経った7代目ゴルフはこんなにも立派になった。常に良いものを目指してゆくというVWの思想を、最も色濃く表現しているのがゴルフというクルマだ。 ×…新型ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの導入見送り やはりメカ面で、新しい感じが欲しかった。ディーゼルは、日本での認可といった事情もあるのかもしれないが、諦めないで新しい物を日本のユーザーに提供して欲しい。 ☆藤島知子の評価 ◯…人がクルマと向き合うインフォティメント系の進化 中央のタッチスクリーンは、通信機能で様々な情報が得られるしスマホとの連携も可能。ソフト面での大幅な進化がユーザーの購買意欲に結びつくのでは。 ×…先進的なディスプレイと既存のスイッチ類との調和が今後の課題 ディスプレイが先進的過ぎて、その下にあるエアコンのスイッチとの質感の差を感じやすくなった。内装の質感が高いゴルフだが、このあたりの調和がとれると、より素晴らしいモデルに なるのではないか。