ついに上陸したVWの最終兵器小型車UP!に速攻試乗! 果たして149万円という安価なこのコンパクトカーの実力はいかに!?
VWの"アソビゴコロ"と気合い、そしてVWの"未来"が託されている「up!」(アップ!)。 この「!」(びっくりマーク)にこそ、思わず「!」と感じる、いろいろな可能性が潜んでいるのですよ!
VWのラインナップの中で最もコンパクトなモデルであるUP!にも、ついにGTIモデルが用意された。搭載エンジンは1.0Lの3気筒TSIで、最高出力は116ps、最大トルクは200Nmを発生。これに6速MTを組み合わせる。0−100km/h加速は8.8秒、最高速は196km/hを達成するコンパクト・ホットハッチだ。内外装にはGTIとしての専用パーツが多数与えられており、小粒ながらもピリリとした1台に仕上がっている。今回はフランスのニースで開催された国際試乗会で、LOVECARS!TV!キャスターの河口まなぶが試乗した。
VWの最新の電気自動車『e-up!』を動画でチェック!
フォルクスワーゲンを語るとき、忘れてはならない、というか、これがなきゃ話も始まらない、というモデルが2つある。ビートル(タイプ1)と初代ゴルフ、だ。いずれのモデルもその時代時代の要求を汲み取って生み出された傑出のデイリーカーであり、それゆえ大ベストセラーモデルとなった。今なお、多くのファンに愛され続けている、言ってみれば"ワーゲンの顔"、というべきモデルである。 実質的にはルポの後継という位置づけではあるけれども、まったく新しいコンセプトに基づいて開発されたup!は、そんな歴史的な2モデルに続く、つまりは将来、歴史を振り返ったとき、フォルクスワーゲンにおける21世紀初頭の代表的なプロダクトとして、初代ビートルや初代ゴルフと並び称される可能性を秘めた、小さいけれどもビッグな新型車だ。