フェラーリ・フォーから歴史的な転換が行われた1台。シューティングブレークのボディー形状で、ラゲッジスペース、リアシートが広く、ロングツーリングにも適している。 また、フェラーリ初の4輪駆動が採用されたことにより、マルチパーパスなクルマに変貌した。 ボディーパネルから、ウィンドウに至るまで、すべてが一新されており、インテリアでは、ステアリングホイールに、エンジンスタート、ウインカー等のスイッチが集約され、運転している時は、常に走りに集中する事ができる。 (解説:モータージャーナリスト・島下 泰久)
試乗した印象としては、とにかく乗り心地がいい。路面からの不快な振動もなく、ボディがしっかりしていて上質感がある。 走行モードを切り替えることで、より快適な、よりスポーティな走りを体感できる。 また、ペダル操作に対してリニアに反応するので、乗っていてすごく気持ちのいい一台となっている。
自動車専門誌ルボランとのコラボ動画第2弾は、フェラーリGTC4Lusso。V12のNAエンジンを搭載しながらも、駆動方式は4WDであり、かつ4WSを備える4座という異色の存在である。 搭載エンジンは6.2Lの排気量から最高出力690ps、最大トルク697Nmを発生し、0−100km/h加速は3.4秒。最高速は334km/hを達成する。 それほどまでに高い動力性能と4WDかつ4WSによる高い運動性能を備えながらも、4座モデルとして普段使いも厭わない、マルチな性能をあたえられたフェラーリとなっている。 今回は自動車専門誌ルボラン8月号(7月26日発売)の第一特集「 毎日がスポーツ!なクルマに乗ろう!!―― EVERYDAY DRIVE SPORT CAR!――」の中において、【毎日乗れるスーパースポーツ!】と題して、フェラーリGTC4ルッソ×アウディR8スパイダー×アストン・マーティンDB11の3台を比較。この記事を、今回の動画レポートとともに自動車ジャーナリスト・河口まなぶが執筆している。誌面と併せて見ていただければ幸いだ。