トヨタ新型カムリに早速試乗。アメリカで年間約70万台が売れるという大ヒットモデルはこれまで、「ホワイトブレッド(食パン)」「バニラアイス」と呼ばれており、つまり毎日食べるものという意味あいで、消去法で選ばれるような商品だったという。しかし今回は、積極的に選ばれるモデルを目指して開発された。さらに日本では「セダンの復権」というコピーを掲げて、改めてセダンの魅力を問う商品として送り出されている。日本仕様はハイブリッドのみで、2.5Lの直列4気筒とモーターを組み合わせたトヨタのハイブリッドシステムTHS-IIを用いている。今回試乗したのは装備充実グレードのGおよび、18インチに豪華装備のGレザーパッケージの2台。果たしてアメリカの大ヒットモデルを日本で走らせた印象はいかに? 自動車ジャーナリストの河口まなぶが試す。
2017年7月に登場したカムリの 試乗編をご紹介します。 走行の際の、ボディー剛性がとてもしっかりしていて、安定した走行が可能。 セダンの良さとして、トランクとリアシートの間の仕切りをうまく使用し、効果的に遮断されている。ボディーの車高が低いので、路面に近くバランスが取れている。 アクセルの反応が良く、踏み込んだ分だけレスポンスが返ってくるので、歯切れの良い運転が出来る。 巡航モードに変更させると、外の雑音を遮断し、クルーズコントロールを使用していても、快適な運転が可能。シャシー精度の高さも大きな特徴だと言える。 (解説:モータージャーナリスト・島下泰久)
2017年7月に登場したカムリをご紹介します。 北米では、全車種の中でNo,1の売れ行きで、人気のクルマです。 エクステリアは、ロアグリルが大きくとられている為、印象的なデザインとなっている。 TNGAを採用したことによって、ドライビングポジションや、ステアリングの位置、フードの高さが低くなり、車体の基本骨格を新しくなったことで、クーペのようなフォルムを思わせるような1台となっている。 インテリアは、ドライビングポジションがとても良く、ステアリングの角度やオルガン式アクセルペダルの位置関係がとても良くバランスが取れている。デザインは、素材の使い方が良く、クオリティーも高い。 リアシートは、足元の広さに余裕があり、十二分の広さがあるといっても過言ではない。また、電動サンシェード付パノラマムーンルーフ(メーカーオプション)がついている。 荷室は、524リッターと先代に比べ、より多くの荷物を収納する事ができ、リアシートを倒すことで、奥行きのある荷物も収納可能となった。 (解説:モータージャーナリスト・島下泰久)
2014年9月にマイナーチェンジが行われたトヨタ・カムリ。 安全装備を充実させるとともに、次世代テレマティクスサービス「T-Connect」に対応したSDナビが採用された。 ボディサイズの余裕が室内の広さにきちんと結びついている。 ラゲージスペースは440lと大容量で、トランクスルー機能も備わっている。 (解説:モータージャーナリスト・森口将之)
累計販売台数1800万台を誇るグローバルカー、トヨタ カムリがフルモデルチェンジ。新型プラットフォームTNGAを採用、すべてを一新したカムリの実力を体験した。