テスラの最新モデル、モデルXが日本に上陸を果たした。テスラの最新モデルとなるモデルXは、ユニークな開閉方式を持つファルコンウイングドアを備える。この他、運転席は自動開閉するなど、未来の電気自動車らしい装備が多数。さらに性能もスーパーで、フロントのモーターが262ps、リアのモータが510psを発生し、システムの出力合計は539ps、トルクは実に830Nmを実現している。 これによって、0−100km/h加速は3.4秒、最高速は250km/hを誇る超俊足ながらも、航続距離は467kmを達成している。
車種 テスラ モデルX P100D 試乗車主要諸元 全長 5030㎜ 全幅 2070㎜ 全高 1680㎜ 車両重量 2468㎏ モーター 三相交流誘導モーター 最高出力 フロントモーター 262PS リアモーター 510PS 航続距離 542㎞(NEDCモード) 価格 1649万2000円(消費税込み価格) 出演者 テスラモーターズジャパン 広報/渉外 土肥亜都子さん ☆岡崎五朗の評価 ○・・・テスラ+ユーティリティ=モデルX EVなのに速い、航続距離が長い、外内装のクォリティ、インターネットによるアップデート機能など、モデルSは従来のクルマとは違った概念を現実にしたクルマだった。モデルXは、そこへファルコンウィングドアや7人乗りといったユーティリティを加えたクルマとして注目したい。 ×・・・まだまだ手の届きにくい価格 モデルXは、安いタイプでも約1000万円と、なかなか手の届く価格ではない。この先、モデル3と呼ばれるリーズナブルなクルマが出てくるので、そのあたりも含めて今後はテスラから目が離せない。 ☆藤島知子の評価 ○・・・新感覚のもてなし感 電気自動車ならではの先進的な技術を駆使して、乗る人をもてなしてくれるのがモデルXの魅力。キーを持って近づくと自動で開くフロントドアや、スーパーカー的発想のファルコンウィングドアなど、驚きに満ちた毎日を過ごすことができる。 ×・・・6人乗りの3列目を荷室として使う時は工夫が必要 6人乗り仕様は2列目中央に座席がないため、3列目を荷室として使っている場合、ブレーキ時に荷物が前方に出てきてしまうことがある。ラゲッジネットを使うなどして荷物を固定する工夫が必要だ。
テスラ・モデルXに乗って、2日間で約1000kmを走るドライブ旅。ジャーナリストの塩見智さんと、雪上試乗も含めて北へ向かった。
米電気自動車(EV)メーカーの テスラ・モーターズの日本法人は12日、スポーツ用多目的車(SUV)「モデルX」を発売した。5~7人乗りで、側面衝突回避システムや自動緊急ブレーキ機能を搭載するなど、安全性も高めた。 ラインアップはバッテリー容量が60~100キロワット時の4モデル。最上位モデル「P100D」の航続距離は542キロ、0-100キロ加速は3.1秒と高い動力性能を実現している。ボディーは全長5037ミリ、全幅2070ミリ、全高1680ミリで、2列目と3列目の座席を折りたためば、荷室容量は最大2180リットルのスペースを確保できる(6人乗りモデル)。 後部ドアには、跳ね上げ式の「ファルコンウイング」を採用。ドアとの隙間が30センチでも開閉でき、前後どちらからでも乗り降りをしやすくするなど、使い勝手を向上させた。 価格は895万円から。納車は2017年以降を予定している。