ホンダが、創業者である本田宗一郎氏の悲願であった航空機ビジネスに参入して未だ10年程の歴史しかありませんが、小型航空機市場では確固たる地位を築きつつあります。
今年は、機種別では世界首位の販売実績を獲得。さらに盤石を期すべく新型機を発表しました。
その名も『エリート』です。
今回の改良の目玉は航続距離の延長です。
従来型から17%の性能拡大で、航続距離は2661㎞と、このクラスでは必要十分な性能を手に入れました。
また、高周波エンジンノイズの低減により、室内の成熟性も向上、飛行時の安定性・安全性にも手を加えられ大幅な進化を達成したのです。
非常に順風満帆とも言える航空機事業ですが、実は開発には30年もの時間を要しています。
常識に捕らわれない設計と、自動車で培ったエンジン技術、そして、環境性能こそが、現在のホンダ・ジェットの地位を築いたのです。
競合機と比べても2割優れた燃費性能と、1割高い重厚速度、また価格競争力に関しても十分有している『エリート』は2位のセスナ社を大きく引き離す事に寄与すると思われますが、日本円にして約5億円とも言われる機体価格は、なかなか手が届きにくいですね。。。。
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