カルフォルニア州の車両管理局の発表によりますと、米アップル社が同州での自動運転車両認可を55台まで増やしている事が判明しました。
同車が自動運転プロジェクトに注力しているのは知られていましたが、昨年は僅か3台の認可であった為、短期間のうちに17倍もの進展があった事に驚きの声が上がっています。
この55台という数がどういう意味を持つかと言いますと、現在カルフォルニア州で自動運転テストを行っている企業の中で2番目に多い数字となります
1位 GM Cruise(GM傘下) 104台
2位 アップル 55台
3位 Waymo (アルファベット傘下) 51台
4位 テスラ 39台
昨年、同車がAI技術を駆使した自動運転システムを開発している事を明らかにしましたが、その規模は不透明なままでした。
しかし、今回の車両管理局の公表した内容によると、急激にその規模を拡大しているのが分かります。
昨日、米テスラ社の幹部エンジニア2名がまた退社したとの報道がありました。これで、この2年間で10名の幹部が退社するという異常事態ですが、人材の争奪が激化する中、アップルの本格参入により、一層の激しさを増す可能性が出てきました。
秘密主義で知られるアップル社ですが、オリジナルの自動車を製作するのか、ソフトウェアのみで勝負するのかは現在のところ不明ですが、キャッシュを潤沢に持つ同社が業界の地図を塗り替える可能性は否定できません。
競合企業にとって今回のニュースは非常に脅威を感じていると思いますが、個人的にはアップルがクルマを作ればどんなデザインになるか、少し見てみたい気もしますね。
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