タクシーが無料??
思わず耳を疑いたくなるニュースですが、福岡県のベンチャー企業が『無料タクシー』プロジェクトを発表しました。
この運賃無料の配車サービスを発表したのは、福岡県に本拠を置くベンチャー企業『nommoc』です。
なぜ、そのような事が可能なのでしょか?
その仕組みは『広告収入』です。
まず、利用者を専用のアプリでこの『無料タクシー』を手配します。
タクシーに乗り込むと、車内のディスプレーに流れる店やサービスの広告を見る事で無料で移動出来るサービスなのです。
同社は2019年3月からのサービス開始を目指し、クラウド・ファンディングにて5000万円を調達予定としています。
計画では、福岡県の天神からサービスを始め全国展開。そこから世界に向けて発展していくとしています。
仮に実現すれば利用者にとって非常に有益なサービスであり、『移動』の概念すら変えてしまう可能性を秘めています。
今後の課題としては、広告に対する『費用対効果』を出来るか?という点がありますが、仮に観光客などに絞った運用が可能であれば一定の成果は上げられるのではないでしょうか?
ただ、不安要素としては国や自治体の対応が挙げられます。
過去に福岡では米ウーバー社が『みんなのUber』というライドシェア・サービスを開始した際に、白タク業務にあたると指導、サービス中止に追い込まれた経緯があります。
業界団体からの強烈な反対が予想される中、法律面の問題をクリア出来るか?、この事が非常に重要になってきます。
同社の創業者は22歳の若者ですが、既に起業家としてのキャリアは7年に達するそうで、非常に興味を惹かれる人物だと言えます。
彼のような若者が十分活躍できる土壌を与えてあげる事こそが、今この国に必要な事ではないでしょうか?
まだまだ課題は山積してますが、ぜひ実現して貰いたいサービスだと言えます。
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