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車重570㎏で5MT !! 楽しくないワケが無い!!

 

 

『あのクルマ、売るんじゃなかった~!!』

後から、そう感じるクルマって誰でも何台かはあると思います。

 

私にとってのそんな1台がコレ、『スズキ ツイン』です。

 

 

 

 

このクルマの利点を挙げればキリが無いです。

まずは、『軽さ』。たったの570㎏しかありません。その上新車価格は49万円~という激安プライス!!

 

それだけじゃありません。このクルマ意外とボディ剛性が高いんです。構造上リアハッチが開かない(ガラス部分のみ開閉可能です。)という部分が大きいと思うのですが、当時の軽自動車では断トツの剛性感を持っていました。

 

 



 

 

実は、このクルマ軽自動車初のハイブリット車としても有名なんですが、正直そんな事はどうでも良いです。

 

とにかく、運転するのが楽しいクルマでした。助手席に誰か乗せると大概の人は笑顔になるんです。特にUターンした時などは、その回転半径の小ささに、思わず笑ってしまいます。

 

クルマにとって『軽さ』とはまさに『神』です。馬力は確か45馬力位だったと記憶してるんですが、この軽さには必要十分で低速ギアで引っ張ると素晴らしい加速が体験出来たのです。

 

正直、至る処に鉄板が剥き出しで、コストカットの印象がそこら中に見渡せるクルマでしたが、そんな事が全く気にならない程楽しいクルマでした。

 

 

狭い上にリヤハッチも開かないと不便に思えますが、実はそんな事は無く使い勝手も上々でした。特に、助手席を前に倒すと丁度、荷室と高さがフラットになるような設計になっていて、無理をすればゴルフバックのような長いものでも積むことが出来ます。

 

唯一、不便を感じたのはリアガラスの開閉に鍵が必要だった事位ですけど、荷物を外から出し入れしなければ良いだけで、それ程煩わしさを感じる事はありませんでした。

 

 

今、このクルマを探そうとするとMTは殆ど無いんです。もともと、MT自体が一番安いグレードの『A』にしか設定が無かったという事もありますが、やはり、マニアの方も大勢居て状態の良いものは市場に出回らないですね。

このデザインはやはり秀逸ですから・・・・。