クルマ業界で最上級のサービスを提供する、と言えばトヨタの最高級ブランドの『レクサス』です。
最近は多くの都市で『レクサスディーラー』を見る事が多くなりましたが、ブランド発祥当時から、従業員にホテル流の研修を行うなど、サービス向上に努めてきました。
レクサスディーラーは店舗の作りから差別化を図っており、黒を基調とした高級感溢れるデザインとなっています。
店内はあまり多くの展示車を配置せず、2台、もしくは3台位が平均的であると言えます。
レクサスで新車や認定中古車を購入した場合、オーナーズ・カードが発行され、それを携帯していると専用ラウンジが利用できます。本来はメンテナンスなどの待合所としての用途で設置されていますが、オーナーでしたらいつでも立ち寄る事ができ、備え付けの冷蔵庫からの無料のドリンク類や、お茶菓子、ケーキなどが振舞われるのです。
その他にも、便利なサービスとしては、
・いつでも無料で手洗い洗車をしてくれる『洗車サービス』。
・全国のレクサス・ディーラーを駐車場として利用出来る『お車お預かりサービス』
など、他のディーラーでは行っていないサービスを提供しているのです。
中でも有名なのが『納車セレモニー』ではないでしょうか?
納車の際に行われるイベントのようなもので、各店舗毎に趣向を凝らして行っています。
これは、全スタッフが整列しての花束贈呈から記念写真、はたまた、シャンパン(勿論ノンアルです。)での乾杯など多義に渡ります。仕事でレクサス・ディーラーに訪れた際に何回か遭遇したことがありますが、派手過ぎてお客さんが引いてしまっている事もしばしば。。。
これは結構好き嫌いが分かれると思います。
私の知り合いのお客さんは、お父さんとクルマの前で2ショット写真を撮られて、かなり気まずかった、って言ってました。。。
ただ、こういう高級ホテルのような扱いが、お客さんの自尊心を刺激するんでしょうね。
サービスって一言で言うと簡単なんですけど、距離感とか非常に難しいんですよね。
特にクルマに関しては、あまり構われずにゆっくり見させてよ、ってお客さんも多く、逆にお客さんに窮屈な思いをさせてしまったり、敷居が高くなり過ぎたりする事も多いと思います。
押しつけがましく、単に自己満足に成り下がらない為にも、マニュアル通りではない柔軟な対応が求められているのだと思います。
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