トヨタが3月に行われるジュネーブ・モーターショーの出品車に関する情報を発表しました。
そこでトヨタは『アイコン的スポーツカーの復活』を示唆しました。ここから連想されるのは『2000GT』と『スープラ』ですが、今回は、開発風景が何度かスクープされている『スープラ』ではないかと業界関係者から伝えられています。
オジサマ世代には懐かしい『スープラ』ですが、日本では1978年から2002年まで発売されていました。
当初は『セリカXX』という名で販売されていましたが、2代目からアメリカで使用していた『スープラ』の名を与えられる事になります。当時のキャッチフレーズは『トヨタ 3000GT』。あの名車『トヨタ2000GT』の精神を引き継いだスポーツカーという位置付けでした。
エンジンは当初から直列6気筒にこだわり、その特性である吹きあがりの良さを生かしたエンジンが搭載される。その長いエンジンを搭載する為、ロングノーズの古典的とも言えるデザインが採用されるのでした。
写真は70スープラ。個人的にはこのスタイリングが一番好きですね。大学時代に友達が乗ってたのですが、大柄に見えるボディー(当時はグレードによっては5ナンバーでした。)がアクセルを踏むとドンドン加速していく様は壮観でした。
当時は『MR-2』や『ソアラ』などスポーツカー全盛期で楽しいクルマが一杯あったんですよね。
そして、時代は80スープラに。
ボディはかなり大きくなり、リトラのヘッドライトも通常に戻される事となり、若干スープラらしさが無くなった印象でした。セールスも振るわず生産停止に追い込まれる事になります。
そして、今回の『スープラ』はBMW社との共同開発を進めており『Z4』とそのプラットフォームを共有する事に。そして、スープラにも一部のグレードにてBMWエンジンが搭載される予定になってます。
パワートレインは2.0L直4エンジンと3.0L直6エンジン、それにハイブリッドの設定を設けるかどうか、という形になりそうです。伝統の直6エンジンは世界一滑らかな直6.『シルキー6』とも呼ばれるBMW製の6気筒が使われる模様。
ファンにとって嬉しいのはトランスミッション。8速ATと共に6速ミッション車もラインナップされる予定との事で往年のスポーツカーファンにも満足な仕様となりそうですね。
価格は500~800万円となる予定で、こちらもかなりハイスペックになってしまったのは残念なところ・・・。
ただ、往年の名車の復活と言う事でワクワクは止まりませんね。
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