現在、JAFなどによりパンクの救援件数が増えているそうです。年間5000件を超える勢いにまで増加しつつあるには様々な要因があります。
1つは、ガソリンスタンドにセルフが増えた事。
今までは、スタンドでチェックしてくれていたので、空気圧が減っていても早期で発見する事ができました、
もう1つの要因は今日の話題である『パンク修理キット』の使い方が分からない、という理由です。
昔は全てのクルマに『スペアタイヤ』が装備されていました。パンクの際は、ジャッキ・アップしてタイヤを交換したものです。しかし、最近のクルマはスペアタイヤを搭載していないものが増えつつあります。
理由としては、使用しない人も多いのでエコの観点から廃止する事と、燃費向上の追求により車重を抑えないといけない為、重いタイヤがジャマになったという理由があります。
では、パンクした場合どうするのか?
そこで活躍するのが『パンク修復キット』です。
メーカーによって、多少の違いはありますが、スペアタイヤの設定の無いクルマには写真のような『パンク修復キット』が搭載されています。今回はこのキットの使い方について説明していきたいと思います。
ご覧いただいた通り、中には『補修液』と『コンプレッサー(空気入れ』が入っています。
コンプレッサーは電動になりますが、電源はクルマのシガーソケットから取るような設計になっています。
では、手順に沿って説明していきましょう。
まずは、パンクしたタイヤを特定する。
パンクしたタイヤを特定し、写真のようにクギが刺さっている事を発見したとします。ここで注意しなければならない事は、
絶対にクギを抜いてはいけません!!
抜かない状態での修理を前提にしたキットなのです。
ホースをタイヤのバルブに取り付け、電源をシガーソケットに差し込む。
補修液を装着する。
※ 写真は補修液と空気を同時に注入するタイプですが、補修液のボトルにホースを付けてバルブから手動で注入するタイプのキットもあります。
クルマのエンジンを掛けて、コンプレッサーの電源をONにする。
電源を入れると、空気と共に補修液が注入されパンク修理が開始されます。
あとは、そのまま空気圧が所定の数値になるまで空気を注入して貰えれば修理は完了です。
そんまま10分位走行して下さい。
空気の注入が終われば、そのまま車を走らせて下さい。タイヤが回転する事により中に注入された補修液がタイヤ内に均等に行き渡ります。
※10分程走らせた後は、もう一度タイヤを確認して空気圧が下がっている場合はエアを再注入して下さい。
あくまで緊急処置ですので、補修後はタイヤの交換または補修を早期に行ってください。
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