私の住む町、京都。言わずと知れた世界的観光都市ですが、今日はタクシーの話題です。
京都では結構メージャーな存在である5人乗りタクシーなんですが、よく考えてみると、京都以外の都市では殆ど見掛けないような気がします。少なくても私は乗った事が無いので・・・。
ちなみにご存じない方に説明しときますと、セダンタイプのクルマの場合は通常5人乗りです。タクシーの場合は運転手さんが居ますので、通常乗れる人員は4名。
5人の場合は前シートがベンチシートのようになっていて、写真のように前に2人、後ろに3人というちょっと変わった配列になります。
私が子供の頃は殆どのタクシーがこのベンチシートのタクシーで、当時はタクシーはMT車と言うのが定番でしたので、これにコラムMTが付いていました。
今やコラムATすら無くなりつつありますが、このコラムMTはもう殆ど見掛けません。
ミッションのゲートはH式なんですが、手前に引いて下でロー、向こうに押して上でセカンド、押したまま下でトップという感じだったと思いますが、慣れないと今どこのギアに入っているのか非常に分かりずらい物でした。個人的にはガリバーに居た頃一度だけ運転しましたが、難易度は確かに高いです。
ちなみにこの5人乗りタクシー。年式はかなり低いです。車種はセドリック・グロリア辺りが多いのですが、運転手さんに話を聞くと、これを廃車にするともう5人乗りの車両は無くなる為、大事に整備しながら乗っているそうです。
京都の場合、修学旅行などでこの5人乗りタクシーが大活躍しますので、修学旅行シーズンは正直なかなか捕まりません。
確かに、新しい車両も良いんですけど、個人的にはこの古い車両が好きで独特のニオイがあるんですよね。輸入車の場合はメーカーによって『ニオイ』が明確に存在して、乗ったとたんに匂いで当てられる位なんですけど、国産車では意外と『ニオイ』を持つ車種は少ないです。これは新車の時だけでは無く、何十年乗っても消えない物なんですが、何か、このタクシーの匂いは個人的に安心するんですね。
何かかなり話が逸れましたが、最近はトヨタの『クラウン コンフォート』ばかりでなく様々な車種がありますね。昔はホントにトヨタと日産車以外のタクシーって存在しなかったんですが、輸入車を始め、町では色んなタクシーを見掛けます。
そんな中、トヨタが新しいタクシー用車両を開発・販売をしました。
その名も『トヨタ ジャパン タクシー』。シエンタがベースだったと思いますが、乗降性と快適性を追求した新世代タクシーになります。
一見、ロンドンタクシーのように見えるこの車両ですが、後席の室内空間はクラウンなどとは比べ物になりません。また、未だにフェンダーミラーを採用している辺りもタクシーらしいですね。
都内などでは少しづつ普及しつつある車両ですが、今後は全国的に現車両と置き換わっていく模様です。
コメントをお書きください