スズキから『新型スペーシア』が発表になりました。今年の東京モーターショーにコンセプトモデルとして出品されていた同車ですが、どうやら、そのままのデザインで発表された模様です。
先代スペーシアで好評だった両側スライドドアは継承しつつ、新世代プラットフォームの採用や、安全装備の充実をさせた新型のデザインコンセプトは『スーツケース』。
ボディサイズは先代とほぼ同じサイズですが、全高のみ50㎜上げて1785㎜とした事で解放感溢れる車内空間を演出しています。
ボディーカラーも2色の新色を含む10色を設定し、上級グレードには2トーンカラーも用意しています。
尚、後席ドアは先代より50㎜スライド量が増えた事により乗降性がより進化しています。後席に関してもスライド量を50㎜広げ210㎜とし、ゆとりある足元空間を実現しました。
上級グレードの『カスタム』では、ブラック内装にメッキ加飾を取り入れたクールなスタイルになっています。
シフトノブやステアリングには本革を使用し、シート表皮はレザー調を取り入れ、スポーティな3連メーターを採用する事により差別化を図っています。
そして、パワートレインに関して、今回最大の『売り』は全車にマイルドハイブリッドを装備した事です。これにより燃費はNAタイプで26~30㎞/1L、ターボタイプでも25㎞/1Lと低燃費を実現しています。
また新機能として『パワーモード』を設定。これはスイッチひとつで力強い加速を実現する物。勾配のきつい坂道や、高速の合流の際などに重宝します。
最後に、安全装備であるが、カメラとミリ波レーダーを組み合わせた衝突軽減ブレーキや、ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制する機能に加え、車線逸脱警告機能・信号待ちでの前車の発進を気付かせる『先行車発進お知らせ機能』など盛り沢山。まさに過剰とも言える装備内容となっています。
当然価格もそれなりで、130~190万円の価格設定。
さて、宿敵N-BOXとの対比としてはやはりマイルドハイブリッドがキモとなります。カタログ燃費で27と30㎞とスペーシアの方が優れていますが、実用燃費でどれだけの差が出るか?
正直、内装の使い勝手ではN-BOXの有利は揺るぎませんので、後はデザインの好みと燃費が最大の焦点になると思われます。今後、ユーザーレヴューの情報が集まればまたレポートしたいと思います。
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