クルマを乗るうえでタイヤの性能ってとても重要です。
実は私も知らなかったのですが、以前お客様から頂いたタイヤに関するクレームが有りました。
クルマはダイハツの『ムーヴ』だったのですが、納車時に韓国の『ハンコック』のタイヤが装着されていた、というクレームでした。
私達プロでも国産車の場合はブリジストンやヨコハマと言った国産メーカーのタイヤが装着されている、という固定概念みたいな物があったのですが、見せて頂くと確かにハンコック製でした。
ただ、店に有った展示車はヨコハマタイヤなんです。
メーカーに問い合わせたところ、どうやら3種類のメーカーのタイヤが混在しており、クルマによって違う事が分かりました。
つまり、メーカーとしてはタイヤの仕入れ先を1社にしてしまうと、不測の事態でそのメーカーから仕入れが出来なくなると困る為、3社から仕入れ、その装着タイヤの種類は製造ラインにより異なるらしいのです。
確かに危機管理の面から見れば納得できる理由です。
しかし、ブリジストンとハンコックでは市販価格に大きな差がある為、お客さんにしてみれば納得できないのも事実。結局のところクレームでタイヤをヨコハマの物と交換してもらいました。
まぁ、殆どのお客さんが気付かずに乗っている事ですので、私もその時初めて知りました。それ以来、納車の際はタイヤのメーカーを注意して見るようになりましたが、トヨタ・ダイハツは『ハンコック製のタイヤ』を一部使っている事に気付きました。
後にも先にもクレームとなったのはそれ1件のみでしたが、何とも言えず難しい問題です。
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