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買取店のクルマのカギの隠し方。

 

買取店はお客さんから買い取ったクルマをオークションに搬送するんですが、自ら自走で走る以外は陸送業者さんに依頼します。良く街中で6台積や8台積の積車を見る事も多いと思いますが、まとめて運ぶ訳です。

 

ただ、困った事に車両の引取りは通常夜中に行われる場合が多いです。

基本的にオークション会場は24時間車両の搬入が出来るという事と、夜中の方が高速料金も安く、渋滞が少ない為、夜中に走った方が効率が良い訳です。

 

となると、厄介なのが車両の引き渡しです。夜中まで待ってる訳にもいかなので、クルマの鍵をどこかに隠さないといけないのです。

 

クルマ屋さんって結構窃盗の被害に合う事が多いです。個人的には車両を盗まれた事はありませんが、多いのがアルミやタイヤですね。

 

クルマを売却する際に、お客さんが純正のアルミやスタッドレスタイヤを一緒に引き渡してくれる事が多いのですが、店の中に保管するのも限界がある為、店の裏などに積んでおく事が多いです。それを目当てにやってくる人間が居る訳です。

 

アルミなどはまだ許せますが、車両盗難は何としても避けなければなりません。各店も色々試行錯誤すると思うのですが、うちの場合、最終的に落ち着いたのがマフラーの中です。

 

当初は前輪の上とかに置いていたのですが、知り合いの店が盗難に合った事を知り変更。最近はこの方法で落ち着いてます。

 

しかし、これも所詮『イタチごっこ』です。さすがに高級車などは未だに不安になる事が多いです。

 

良く夏場になるとサーファーの方が車両盗難に合う事が多いです。海に入る為、手元に置く訳にもいかず隠すのですが、プロはあっさり見つけてしまいます。

また、サーファーの方はナンバーも『11-73』(良い波)『73-00』(大波)など73の付いたナンバーが多く、ターゲットにされ易いと聞きます。

 

しかし、盗まれたら最後、バラバラにされて海外へ、というルートが多い為、2度と見つからない事が多いで注意が必要です。

 

ただ、今後EVが主流になるとエンジンが無くなる訳ですからマフラーも必要ありません。そうなると益々隠し場所に苦労しそうです。

 

下手すると一気に数千万の被害を受ける可能性もありますし、そうなれば一晩で廃業してしまいます。

何とも頭の痛い問題です・・・。