昨日、千葉でクルマ屋を営む友人からお客さんのクルマが盗難にあったとの報告がありました。手口自体は前から知ってましたが、実際に近くで被害に合った人が居なかった為他人事だと思ってました。
今回は、その手口についてのお話です。
この手法は『リレーアタック』という手法です。一部マスコミにも以前取り上げられた事がありますのでご存知の方も多いと思います。
これは、今やどのクルマにも付いているキーレス・エントリーを悪用した手法ですが、キーレスは常時微弱な電波を発信しています。
犯人はクルマから離れた運転者に近づき、特殊な機器でその電波を受信します。そして、そのクルマに近づくとさっき受信した電波信号を増幅して発信するのです。
それによりキーレスの信号をキャッチしたと勘違いしたクルマはドアを解錠し、セキュリティを切ってしまうのです。
今回、被害にあった友人のお客様がこの手法だったかどうかは不明ですが、ショッピング・モール内で行われた短時間な犯行の為、可能性は高いという事でした。
このような手法の場合、見た目も非常にスマートで一瞬で可能な為多用される傾向にあります。盗まれたクルマはそのまま分解され海外に運ばれる事が多く一度盗まれると帰ってくる可能性は非常に低いと言えます。
今回盗難に合ったのはスバルの『フォレスター』ですが海外で人気のSUVは盗難率でいうと非常に高いと言えます。
トヨタに関しては13年以降に発売された車種に関しては対策が練られているそうですが、他のメーカーは対応が遅れている模様。
しかし、このようなものは『イタチごっこ』ですぐに陳腐化するものですので、人気車種にお乗りの方は社外品のハンドルロックなど各自で対策を取られる事をおススメします。
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