イギリスの高級自動車メーカー・ロールスロイスは、とあるロールスロイス愛好家の要望を受けて制作したワンオフモデル「スウェプテイル(Sweptail)」を公開しました。
毎年イタリアで開催されている世界最古の自動車コンクール「コンソルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ」でお披露目となったスウェプテイルは、新車としては史上最高額の約14億円(1,300万ドル)という価格が付けられています。
確かに綺麗なクーペですね。
しかし、恐ろしくコスパの悪いクルマです。14億で2人しか乗れないんですよ!!!
と、お金持ちはそんな事考えませんよね。
内装の方を見ていきますと、高級レザーのほか、磨き上げられた縞黒檀や目はじき塗装のパルダオといった高級木材がふんだんに使用されており、そのすべてが高いレベルで調和しています。
センターコンソールには、電動でシャンパンと2本のクリスタルグラスが展開される仕掛けを備え、車内後部にはシートの替わりとして、照明付きのウッドデッキが装備されます。
また、ダッシュボードを彩る計器類もこだわりぬいて制作されており、金属部分はすべてチタン製で、非常に精密な加工が施されています。
精密な時を刻む時計もロールス・ロイス専用設計で、文字盤には縞黒檀の単板を使用するなど、時計だけで車が買えてしまうレベルだと言えるでしょう。
さらに、コーチドア(観音開きのドア)の開口部側面には、スウェプテイルのためだけに設計されたアタッシェケースを格納できるスペースが隠されています。
もちろん、これらの装備もオーナーの要望に応えてオーダーメイドされた専用装備であり、すべてが手作業で仕上げられているのです。
クーペでシャンパンが出てくるのはどうかと思いますが、所詮は貧乏人の僻み。もう金額的リアリティが無さ過ぎて羨ましくも思えませんよね。
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