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フロントガラスすら無い尖ったクルマ特集。

以前、ケータハムを取り上げましたが、世界には他にも尖ったクルマが一杯有ります。

今回は走りの為にはフロントガラスすら要らない、とトコトン軽量化に拘った市販車を

特集してみたいと思います。

 

ルノー・スポール・スピダー(スポーツ・スパイダー)

 

ルノーのスポーツ部門である『ルノースポール』が製造した初の市販車になります。

発売は1996年。2000ccの直列4気筒16バルブエンジンをリアに配置し、サスペンションにはダブルウィシュボーン、ボディはFRPとなり150馬力を発生します。

 

大手メーカーである『ルノー』が出したというのは驚きですが、このクルマは現在でも熱烈なファンが多数存在します。特にこのフロントガラスの無い『ソートバン』というグレードは台数も少なくプレミアが付いている状態です。

 

 

アリエル・アトム

 


4輪のバイクかゴーカートといういで立ちですが、イギリスのメーカーにより1999年から作られています。車両重量はたったの612㎏。それに搭載される2000ccのエンジンは245馬力を発生。オプションのスーパーチャージャーを取り付けると何と310馬力までパワーアップ出来ます。この重量で310馬力はエグイとしか言えません。

 

2003年より今までのローバー社のエンジンからホンダVTECエンジンに変更。より軽量化も進みもう大変という状況です。

もはや公道を走る『兵器』とも言えますが、まだまだ進化し続けておりV8 3リッターという冗談のようなクルマも発売済みです。

 

 

ライトカンパニー・ロケット

 


完全に昔のF1カーという風貌ですが、それもその筈。設計したのはマクラーレンでF1マシーンの開発をしていた人物です。

製造は1992年でエンジンはヤマハ・FZR1000というバイクのエンジンを流用し145馬力を発生します。車重は何と350㎏しかなくまさにレースカーです。

 

このクルマは日本にも7台輸出されており、まだ走ってる可能性も否定出来ません。

 

 

ロータス・2イレブン

 


イギリス・ロータス社により2007年に発表。

見た通り、ドア、屋根、空調も無い軽量ボディにトヨタ2ZZエンジン(1800cc)を搭載、スパーチャージャーにより255馬力を発生します。車重は760㎏。

 

今年2017年にはこの進化バージョン『3イレブン』を発売し、世界限定311台となっています。

 


こうやって並べていくと、意図した訳では無いんですが、イカれたイギリス人と日本製のエンジンという組み合わせになるんですんね。我ながらビックリです。

 

でもイギリス人ってこういうの好きなんですね。ほんと、愛すべき国民です。