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たった59台しか売れなかった日本車があった!?

レアなクルマの記事を書いていて思い出したんですが、日本にも有りましたレアなクルマ。

 

それもたった59台しか売れなかったんです。多分設計した人は忘れてしまいたいと思います。59台って・・・。

 

まさに日本の黒歴史ですね。

 

何度も言いますが、作らなかったんじゃ無くて売れなかったの・・・。

 

それでは登場して頂きましょう!!

 

三菱『ディグニティ』です!!!

 

これ実は、トヨタ『センチュリー』や日産『プレジデント』に対抗して三菱が開発した、云わばフラッグシップカーなんです。

 

時期は2000年ミレミアムですよ。バブル崩壊してるのにどれだけ強気なんだ三菱!!という声があったかどうかは知りませんが、作っちゃった訳ですよ。ちなみに値段は999万円。
(何微妙にお得感出してるんだよ!!1000万で良いだろっ!!)

 

ちなみに高級車はFR(後輪駆動)という常識を無視したFF車(前輪駆動)でした。

 

そうすると、やっぱり売れない訳ですよ。

 

皇室の秋篠宮公用車として宮内庁にも引き取って貰ったみたいなんですが、イメージが上がる事も無く、三菱グループの役員車としてひっそりやってたんですが、そこでリコール隠し発覚で『チーーン』です。

 

 

結局のところ数十台は三菱グループの社用車として流れてるんで、ガチで売れたのはホントに僅かです。

 

ついでに、この兄弟車で『プラウディア』ってのも出たんですけど、同じ運命を辿ります。

実はコッチは私1台だけ売った事ありまして・・・。貴重な経験です。

(バカみたいにでかいボンネットだけが記憶に残ってます。)

 

ただ、話はここで終わりません。

 

何と、2012年に三菱は再びこの2台を復活させたのです!!

(ドMかっ!!!三菱っ・・・?)

まさに、暴挙ですが、今度は先代より159万円も値下げしての再販です。

 


ただ、今回は日産からのOEMで『三菱初のハイブリッドカー』として華々しくデビューしました。デザインはシーマ(写真左)とフーガの良いとこ取りです。

 

しかし残念。今度も売れず一度も改良されず姿を消すのでした。

 

結局今は会社ごと日産になっちゃいました。。。。

 

そら、2回もリコール隠しちゃダメよ・・・。