ガリバーの常識は世間の非常識 part-3

さてさて、そのような「転勤地獄」を耐え忍んでいると、やがて店長への昇格チャンスが訪れます。この時に欠かせないのが、悪名高き「富士山研修」です。


店長になるんだから、マネージメントとか実務に特化した研修だと思うでしょ!?
　
ガリバーはちょっと違います。

「気合」「根性」など所謂、精神論に特化した研修です。


当時、外部の研修会社で新幹線の「新富士駅」の近くにその研修所はありました。 
研修所の様子はちょっとしたカルト教団みたいな感じです。軍歌が流れ、教官の怒鳴り声がこだまする感じです。(コレ、ホントです。）


昼間はグランドで軍隊ばりの研修を受け続けます。

とにかく、クタクタになるまで運動させられて、耳元で怒鳴られるんです。

完全に洗脳の手法です。

1週間（10日だったかな・・・？）の研修の最終日にはクライマックスがあり、応援団のような巨大な旗を持ったまま夜通し行軍させられ、最後は何と新富士駅の駅前で大声で研修所の校歌を1人で歌わさられるんです。
それを100ｍ位離れた位置で教官が聞いており、そこまで声が届いたら合格。ダメなら聞こえるまで歌わせれます。

当然ですが、新幹線の駅前ですから事情を知らない一般人が沢山居ます。教官は遥か彼方。そこでいきなり大声で歌い出すのですから完全に危ない人ですよね。。。

はっきり言って、警察呼ばれても文句言えないレベルです。


実は、ワタシはこれが嫌で店長になって3年間、忙しさを理由に逃げ通してました。最後、店長3年目で逃げ切れなくなり、ついにガリバーを辞め転職までしてしまいました。はっきり言って、それ程やりたくなかったんです。バカらし過ぎて・・・。


でも、今から思えばあの時辞めて正解だったと思ってます。商談力を鍛える為に短期的に在籍するにはアリですが、はっきり言って長く勤められる会社ではありませんでした。

果たして、今はどうなってるんでしょう!?

個人的に最近の様子も聞いてみたい気がします。