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ガリバーの常識は世間の非常識 part-2

無事、店舗への移動を果たし査定も会得。これからバリバリがんばるぞ!!
と意気込むワタシに今度は違う試練が訪れます。

それは、「転勤地獄」です。

当時、ガリバーで店舗勤務の人間は3ヶ月での移動が常態化していました。

それには、理由があります。
会社が急成長する中、急激に人員を増やし研修もロクに出来ない状況が続いた為、社内ではガバナンスが乱れ不正が蔓延してました。

 

一番多かったのが、買取額0円のクルマをタダで廃車しますと契約書無しでクルマを引き取り、それを近くの中古車業者に転売。その金を着服するというものでした。

会社側はその対策として、地元業者と仲良くなる前に転勤させちゃえ!!
って事で3ヶ月毎の転勤生活が始まりました。


ただ、これが恐ろしいのが何と・・・・転勤の告知が前日の業務終了後なんです。と言う事は夜中2時頃・・・・。もはや当日告知です....
 


大体の場合、夜中2時頃に電話が鳴ります。相手はマネージャーです。
「〇〇君、お疲れっ!!最近がんばってるなっ!!」

と、やたら高いテンション(福島弁です・・・。)でいきなり褒められます。

当然その後に続く言葉は、
「〇〇君に〇〇店任せたいのよっ!!いっちょ盛り上げて!!」

「明日からお願いしたいんだけど、今ホテルのFAX送ったから!!
今晩そこで泊まって。」


そこからはダッシュです。まず、家に帰って家財道具一切をクルマに詰め込みます。(これが理由で当時はベッドなどかさ張る家財道具が買えませんでした。)
そして、そのままクルマで会社が取ったホテルにチェックインして仮眠の後、新しい店舗に出勤します。

 

(※ 当時は急激な出店攻勢の為、朝出勤するとまだ工事の人が作業してるとかザラにありました。

これは正直かなり焦ります。内装工事終わって無いんですもの。。。)

 

 

 

 

これ、友達に言うと絶対ウソって言われるんですけどマジですから・・・・。


ちなみに、こういうのが続くと段々腹が立ってくるんです。何で、そんなギリギリに告知するんだ!!と・・・・。

 

当然、思いつきで決めているワケでは無いと思うんで、もっと前に分かってる事だろと・・・・。

会社の言い分としては、あまり早くいうとモティベーションに影響するからという理由らしいです。

店が変わるの分かってたら、その店で数字を作る理由が希薄になる可能性があると・・・・・。

急に言われた方がモティベーション下がると思うんですけど・・・・・


そこから、1週間はホテル暮らしになります。新しい店舗に入り少し落ち着くと会社と契約している「アパルトマン」っていう会社からアパートの見取図が数件分のFAXが届きます。そこから、何となく良さげな物件を実際見る事も無く契約し引越す訳です。どうせ3ヶ月しか住まない家なんで見る必要も無いんです・・・・・。 



続く・・・・・。