2017年1月の米国デトロイト・モーターショウでお披露目された新型レクサスLSがついに発売となりました。
先代と同様、ガソリン、ハイブリッドの両仕様が発売され価格は980~1680万円の設定となっています。
セルシオの代からみるとこれが5代目となるのですが、日本を代表するフラッグシップ・カーとして長い間君臨してきたLSですが、今回の『LC』で採用されている新型シャーシ『GA-Lプラットフォーム』を使用したモデルになります。
デザインはクーペを意識したような流線形でカッコいいですね。ここ数年日本車のデザイン力の進化は素晴らしいと思います。
ただ、今回の最大のウリは安全性能です。
警告、ブレーキ・アシスト、自動ブレーキといった今や定番の機能はもちろんですが、世界初の機能が2つ追加されています。
・プリクラッシュ・セーフティ(世界初アクティブ操舵回避支援)
歩行者や障害物がある時、自動ブレーキだけでなくハンドルを自動操舵する事により事故を回避する機能。
・高度運転支援技術
レーダークルーズ・コントロール、レーンとレーシング・アシスト(車線内走行遺児支援)、レーンチェンジ・アシスト(自動車線変更支援)という3つの機能を連携させることで、高速道路、自動車専用道路でのレベル2の先進運転支援を達成。
これは、将来の自動運転に繋がる高度な運転支援機能です。
また、運転者が運転不能になった場合に音と表示、緩やかな減速によって運転者に警告。ホーンとハザードにより車外に異常を知らせ自動停止。その上、ドアの開錠とヘルプネットによる救命要請まで行ってくれるとの事。
今回は、かなり自動運転を意識した装備が多く追加された印象です。
自動運転は加速・操舵・制動という3つのキーワードで評価されます。この全てが自動でコントロールている状態が『レベル1』、複数がコントロールされている状態を『レベル2』と言います。
つまり、『レベル2』というのは自動運転の一歩手前まで来ているという状態を指すのです。
ちなみに、日本車で初めて『レベル2』を達成したのは日産『セレナ』になります。
現在日本では、運転者がハンドルから手を放す事は法律で禁止されています。事故を起こした場合も当然、運転者に過失が問われますのでご注意下さい。
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