2リッターエンジンを搭載。エンジン制御は、ミラーサイクル型直噴で可変バルブタイミングがついている。オルタネーターを使い、加速の際に抵抗がないようにしながら減速時に充電する充電制御も行っており、加速も鋭くエネルギー効率もよく走れる中身になっている。 (解説:モータージャーナリスト・五味 康隆)
クルマとの一体感が強い。四隅に対して感覚が行き届き、手から伝わるフィーリング、グリップ感などが鮮明に伝わってくる。 風の巻き込みがすくなく、車内が快適な空間でありながら、オープンエアの気持ちよさが感じられる。 屋根を閉めると走りも変わる。大人のスポーツの世界な空気感があり、落ち着きながらも走りを楽しめるのも魅力である。 (解説:モータージャーナリスト・五味 康隆)
マツダ ロードスターRF VS(6MT) 試乗車主要諸元 全長 3915㎜ 全幅 1735㎜ 全高 1245㎜ 車両重量 1100㎏ エンジン L4・DOHC 総排気量 1997cc 最高出力 116kW(158PS)/6000rpm 最大トルク 200Nm(20.4㎏m)/4600rpm 燃料消費率 15.6㎞/L(JC08モード) 車両本体価格 357万4800円(消費税込み価格) 出演者 マツダ株式会社 中山 雅さん ☆岡崎五朗の評価 ○・・・魅惑的なデザイン ロードスターRFは、写真で見るよりも実車の方が何倍もカッコイイ。走っている姿は更にカッコいい。それほどデザインの完成度が高い。ノーマルのロードスターと違って、ものすごく色気があり、NYショーで初めて見た瞬間からハートを射抜かれた。 ×・・・アイドリングストップ復帰時のパワートレーンの揺れ マツダのアイドリングストップは0.3秒で再始動するのが特徴だが、速さゆえか振動が出てしまう。始動時間と振動が高いレベルで両立するポイントを探ってもらいたい。 ☆藤島知子の評価 ○・・・大人な人馬一体の走り ファストバックの辛口キャラ 2Lエンジンのゆとり、しなやかな身のこなし、意のままの走りは、間違いなくロードスターの一員だと感じる。金属製ルーフの辛口キャラは、幌車とは異なるスポーツカーファンの心をつかむ。 ×・・・斜め後方の死角 これについては「ブラインド・スポット・モニタリング」と呼ばれる隣接レーン死角のクルマを知らせる装置が用意されているので、気になる人には装着をオススメしたい。
マツダ・ロードスターRFの市販モデルを試乗した。これまではプロトタイプの試乗動画をお届けしていたが、今回はついに市販モデルを公道試乗。果たしてプロトタイプとはどこが異なるのか? また今回試乗したSグレードはAT。ATと2.0Lエンジンの印象は? 河口まなぶがレポートする。
4代目マツダ・ロードスターにメタルルーフバージョンが登場したのは2016年12月22日。リトラクタブルハードトップと呼ばれる新開発されたオープンシステムは、わずか13秒で開閉可能だ。
マツダがロードスターに追加したのは、ひと目見たら忘れられない後ろ姿を持つ「RF」というモデル。ハードな素材のオープンモデルながらも、ノーマルのソフトトップとは違い、オープン時にリアにボディの一部が残るスタイルを採用した。しかしそれは、新しいのにどこか懐かしさを感じさせると同時に、とても印象的な後ろ姿を披露してくれている。生まれながらの名車誕生ともいえる1台。通常とは違い、2.0Lのエンジンを搭載するモデルでもある。