世界に目を向けているマツダは、ここのところSUVに集中投資をしているようで、プレマシーなどのミニバンは、更新もされずに消えてしまうのではないかという憶測が飛び交っています。 昔ベストモータリングなんかでは「ミニバンの中では最強のハンドリングマシン」などと評されたプレマシーですが、現行モデルは登場から7年が経過し、現在でも通用するレベルにあるのか。後編で確かめてみたいと思います。 ちなみに、私が今まで乗ったミニバンで一番ハンドリングがいいと感じたのは、ホンダのエリシオンでした。車格が違うので単純な比較はできませんけどね。 撮影地:秋田県仙北市
更新もされずに無くなってしまうのではないかと予想されているプレマシーですが、やはりさすがはマツダ。ミニバンといえどもしっかり高いレベルの乗り心地やドライバビリティを保っています。 しかしながら、設計の古さは隠せなくなりつつあるかなという印象で、ちょっと車格は小さいですが、トヨタの新型シエンタには、スポーティーさや主に低速時の乗り心地では勝てていないと思います。 小型3列シートを選ぶなら、新車派はシエンタ、中古派はプレマシー(もしくはOEMのラフェスタ)をオススメしたいと思います。 いずれにせよ、マツダがミニバンを作らなくなるというのは、特に日本市場にとっては大きな損失で、もし今のマツダが本気になったら、とても楽しいミニバンができるだろうに、残念だと感じています。 撮影地:秋田県仙北市
マツダは14日、今月1日に発売した7人乗りの新型ミニバン「プレマシー」(排気量2000cc)の試乗会を神奈川県・箱根で開催した。 信号などで一時停車した際、自動的にエンジンの停止と再始動を行うアイドリングストップ機構「i-stop(アイ・ストップ)」を新たに搭載。燃費はガソリン1リットル当たり16.0キロと従来比7%の改善を実現した。 乗員全員が実感できるスムーズで快適な乗り心地を追求。水の流れを想起させる外観デザインにもこだわった。 カーブが続く峠道で、プレマシーは優れたコーナリング性能を発揮。ステアリングを切ると、車が素直に応答するのが分かった。体が大きく振られることがないため疲れにくく、車内も静か。3列シートで、後部は両側スライドドアを採用しており、使い勝手もよさそうだ。試乗車は20Sで、車両本体価格209万9000円。
3代目になったプレマシーは、アイドリングストップシステム「i-stop」を採用。 一目でマツダ車とわかるスタイリッシュなデザインは空力性能にも優れ、「i-stop」や高効率な2リッター直噴エンジンとの相乗効果により、10・15モード燃費で16km/Lの高燃費を獲得している。両側スライドドアや、シートアレンジ多彩なカラクリ7thシートによる、クラスの枠を超えたユーティリティも特徴だ。デザイン面においても、機能面においても、コンテンポラリーな新世代のミニバンへ進化したといえる。
MAZDA Premacy vs HONDA Odyssey