世界的名車の1台である、フォルクスワーゲンのビートル。3代目は「ザ・ビートル」の名称で日本デビュー。独特のスタイリングにVW得意のダウンサイジングターボ+DSGを組合せで、走りも文句なし。
フォルクスワーゲン(VW)グループジャパンは9日、VWを代表する車種、ビートルの新型車「The Beetle(ザ・ビートル)」の試乗会を横浜市内で開催した。 1998年に初めてビートルの名前が付けられた2代目「New Beetle(ニュービートル)」に続く3代目のザ・ビートル。65年間で2153万台が生産された初代、タイプ1のデザインを踏襲した、流れるような曲線が多用されている。外観は一見、2代目のようだが、ルーフライン、細部のデザインに変更が多数加えられ、居住性や親しみやすさの向上が図られている。 ザ・ビートルのパワートレインには、1.8リッター並みのトルクを発生する1.2リッター直列4気筒ターボエンジン、滑らかな走りを実現しながら高燃費を提供する7速ATを搭載。安全面も充実し、ブレーキ、エンジンの出力を制御して車両の横滑りなどを回避するESP機能も標準装備されている。 発売開始は6月1日。ボディーカラーは全6色、レザーシートなどを採用した上級グレードのレザーパッケージ仕様で価格は303万円。今後、装備をシンプルにしたエントリーモデルの発売も予定している。
「NEW BEETLE」から「THE BEETLE」へ。フォルクスワーゲンの伝説的アイコン「ビートル」がフルモデルチェンジ!際立ったスタイリングに磨きをかけ、よりスタイリッシュに、そして実用性までも兼ね備えた「THE BEETLE」のファーストインプレションを、モータージャーナリスト石井昌道氏と『THE MOTOR』DJ藤本えみりのコンビがお届けします。