スバルの新型インプレッサを公道一番乗り! 今回は2.0Lエンジンを搭載した、2.0i-Lアイサイトという17インチサイズのタイヤを装着したモデルだ。スバル・グローバル・プラットフォームを採用した第一弾モデルとして登場したこのクルマは、「スバルのフルモデルチェンジ」と呼ばれる新世代の幕開け的なモデル。安全装備アイサイトや、歩行者保護エアバッグなどを全車で標準装備するというこだわり。それでいて高いコストパフォーマンスを実現している、いま注目のモデル。果たしてその印象はいかに? フォルクスワーゲン・ゴルフを超えるグローバルな5ドアハッチバックとなったか? 自動車ジャーナリスト・河口まなぶが、愛知県蒲郡周辺で試した。
クルマを走らせる前、乗り込んだ瞬間から、その大幅な進化を直感できたのが新型インプレッサ。スバルが次世代を見据えてすべてを見直して作りあげた力作。
新型インプレッサは2011にフルモデルチェンジされ、1.6リッターと2リッターが用意されるが、先代と比べると1.5リッターから100cc排気量がアップされている。その違い気になりますね。。。 藤トモがその違いをレポートだ!
車種 スバル インプレッサ SPORT 2.0i-S EyeSight AWD(CVT) 試乗車主要諸元 全長 4460㎜ 全幅 1775㎜ 全高 1480㎜ 車両重量 1400㎏ エンジン H4・DOHC 総排気量 1995cc 最高出力 113kW(154PS)/6000rpm 最大トルク 196Nm(20.0㎏m)/4000rpm 最小回転半径 5.3m 燃料消費率 15.8㎞/L(JC08モード) 車両本体価格 259万2000円(消費税込み価格) 出演者 富士重工業株式会社 スバル商品企画本部 プロジェクトゼネラルマネージャー 阿部一博さん ☆岡崎五朗の評価 ○・・・優れた走行性能/安全装備の全車標準化 安全装備をカタログで謳っていてもオプションだったりすることがある。こういったものは標準装備化してこそ、そのメーカーの安全ポリシーとなる。この点で今回のインプレッサには二重丸をあげたい。 ×・・・荒れた路面での乗り心地/マルチファンクションディスプレイの操作性 荒れた路面で、もうちょっとしなやかさが欲しいと思うケースがあった。17インチと18インチでは、路面状況によって乗り心地が変わってくるのでぜひ両方を試して欲しい。マルチファンクションディスプレイは、操作が煩雑で使いづらい。マイナーチェンジでの煮詰めをお願いしたい。 ☆藤島知子の評価 ○・・・意思がクルマと連動する走りと快適性 ハンドルを切り込んだ際のスーッとした姿勢変化と路面入力の受け止めでイメージ通りのラインがたどれる。新しいプラットフォームは、これまでの国産車では感じられなかった質の高い走行フィールを与えてくれる。これを200万円前後で普及させてきたことは、大きな改革だと思う。 ×・・・18インチ仕様 低速時の操舵力が少し重め 18インチ仕様車は、極低速時の操舵力が重めに感じるシーンもあった。今後のセッティング改良に期待したい。