スズキ ワゴンR HYBRID FX 2WD(CVT) 試乗車主要諸元 全長 3395㎜ 全幅 1475㎜ 全高 1650㎜ 車両重量 770㎏ エンジン L3・DOHC 総排気量 658cc 最高出力 38kW(52PS)/6500rpm 最大トルク 60Nm(6.1㎏m)/4000rpm モーター 直流同期電動機 最高出力 2.3kW(3.1PS)/1000rpm 最大トルク 50Nm(5.1㎏m)/100rpm 最小回転半径 4.4m 燃料消費率 33.4㎞/L(JC08モード) 車両本体価格 117万7200万円(消費税込み価格) 出演 スズキ株式会社 四輪商品第一部 ワゴンR チーフエンジニア 竹中秀昭さん ☆岡崎五朗の評価 ○・・・全方位の高い完成度 「走る、曲がる、止まる」だけでなく「積む」、クルマの中で「過ごす」などトータルで欠点のないクルマに仕上がっている。先代ワゴンRから乗り換えたら、その進化ぶりは確実に実感できるだろう。 ×・・・サプライズが足りない ワゴンRは、僕にとっても日本の軽自動車にとっても特別なクルマ。軽の市場を盛り上げた立役者だけに、何か特別なコトを期待してしまう。そう考えると今回のモデルチェンジはちょっと守りに入った感じがした。 ☆藤島知子の評価 ○・・・ソリオの弟的な存在感を強めた ワゴンRは、親しみやすい軽ワゴンとして正常進化を続けてきたが、今回の新型には、外内装の質感、動力性能ともに、白ナンバー登録車からのダウンサイザーを本気で呼び込む決意を感じた。 ×・・・1人乗り時 高速走行でのウワつき 高速走行時、ドリンクなどを飲もうとして片手ハンドルになった場合の姿勢の収まりが気になった。より安定した姿勢を求めるなら、スティングレーのターボモデルをオススメしたい。
新たなプラットフォームを手にいれて一新されたワゴンR。現在に続くトール系軽自動車の元祖として生まれた経緯を持つこのモデルも、いまや軽自動車の中では比較的ベーシックなモデルに位置付けられて久しい1台である。果たして新型は、人気のトール系に対してどのような価値で対抗するのか? また今回は、ハイブリッドFZ、ハイブリッドFX、そしてワゴンRスティングレーと実にバリエーション様々に展開されているのもミソ。果たしてこのモデルを、自動車ジャーナリスト・河口まなぶはどう評価するのか?
CARトップ恒例企画1000kmツーリングは最新軽自動車の実力をチェック。車種はダイハツ・ムーブカスタム、日産デイズ・ハイウェイスター、ホンダNワゴン・カスタム、スズキ・ワゴンRスティングレーの4台。
1993年にハイト系ワゴンという斬新なコンセプトで登場した軽自動車ワゴンR。今年2月のフルモデルチェンジで6代目となる。 ハイト系ワゴンは、今や軽自動車の主流となっているが、その魁はさらにその先を行く意気込みを見せている。 デザイン、走り、使い勝手、どれをとっても、スズキ開発陣のワゴンRに賭ける情熱が強く伝わってくる1台に仕上がっていた。