ハイトワゴン系が華やかりし軽自動車の中で、“シンプルisベスト”を貫くセダンタイプのアルト。ユーザーに嬉しい「使い勝手のよさ」、「経済性の高さ」、「お手頃価格」の3拍子を徹底的に追求し、1979年の発売以来累計約437万台を記録している。まさに軽自動車の顔役なのだ。 新型となった8代目アルトも、初代からの伝統をしっかり受け継いでいる。新開発プラットフォーム採用でなんと!60kgも軽量化、パワートレインの効率化も加わり、JC08モード37.0km/Lを達成している。これは、ガソリン車ナンバー1となる数値だ。 ロングホイールベース化で、クラストップとなる室内長2040mmを確保。居住性も向上している。スズキの軽自動車ではじめてフロントドアに中間2段ストッパーが採用されたのも嬉しい。 軽自動車に求められるキホンをしっかり磨き上げたアルトだが、デザインに関してはチャレンジングに思えるところがある。シンプルな内外装の中で、フロントマスクデザインがやけに存在感をアピールしているのだ。目ヂカラを強調しているとのことだが、確かにイケメン風かも?