オークション代行って何?

オークション代行出来ます!!」

ガソリンスタンドや中古車販売店でたまにこういう看板を見かけます。


では、オークション代行とは何でしょう!?


ここで言う「オークション」とは中古車業者が中古車の買付けを行う「オートオークション」の事を指します。

 

野菜などでいう中央卸売市場のクルマ版のようなものですが、そこから、直接仕入れる事により、手数料にもよりますがお得に買う事が出来るシステムです。

ちなみに「オートオークション」は小さいところまで合わせると全国に100箇所以上存在し、多いところでは1日に15.000台のセリが行われます。1つの会場で週1回の開催が基本となりますが、取引台数が多い為、セリは1台当たり数秒で終了します。


会場は、広大な敷地に出品車が並べられ、そこで実車を確認した後、建物内のPOS席(最上部画像)にある端末の入札ボタンで行います。

各オークションには専属の査定員がおり、出品車両の外装・内装・機関系をチェックした後5点満点(未使用車は6点、またはS点、修復車は0点)で採点されます。

その他、冠水歴やメーターバックの有無も含めて検査します。

メリット

・通常より安く買う事が出来る。
(注文販売で売れ残るリスクが無い為、在庫コストが掛からない。)

・数万台の中から選べる為、装備、色など希望に沿ったクルマが見つけやすい。

・第3者である査定員によりクルマのチェックがなされる為、安心感がある。

 

デメリット

・購入の際、実車が見れない為、出品表と画像から判断しなくてはならない。

・出品車がネットにアップされてからセリまで長くても2.3日しか無く、即決が必要である。

・評価点が会場により多少バラつきがある為、会場の特性を理解していないと厳しい面がある。

・ガソリンスタンドなど買った後のアフターフォローが弱い店が多い。

 

このように、上手く活用すると非常に有益なシステムですが、その分リスクもある為、中、上級者向けの手法であると言えます。


ただ、中には保証・メンテンスなどのサービスが充実し、オークションの際もお客さんに代わり会場で現車を確認するなど、充実したサービスを行う会社もありますので、一考の価値はあると思います。